奥村 学 教授

Manabu Okumura,
Precision and Intelligence Laboratory,
Tokyo Institute of Technology,

Here is OKUMURA's recent picture.

NOTE: English page is here.


専門

自然言語処理,テキスト自動要約,語学学習支援,評判・感情分析,テキストマイニング

講義科目

1. 言語工学(大学院物理情報システム専攻,前学期)
講義概要はこちらです
2. 音声言語情報処理(大学院物理情報システム専攻,後学期)
3. 人工知能基礎(情報工学科3年次,前学期)
4. 自然言語処理(芝浦工業大学,電子情報システム学科3年次,後学期)

主な研究テーマ

1. 頑健な自然言語の意味,文脈解析に関する研究

これまでの研究成果により,自然言語の解析技術のうち,形態素,構文解析が ある程度の精度で,分野を限らないテキストに対して実行できるようになって きている.だが,その先の解析技術である,意味,文脈解析はその水準に達し ているとは言えない.そこで,テキスト中の単語の語義の決定,照応/省略の 解消,テキストの構造の決定などの意味/文脈解析の問題について個別に研究 し,頑健な意味,文脈解析技術の構築を目指す.

2. 人々の意見,想い,感情を収集, 分析する手法に関する研究

インターネットの普及にともない, Web上で多くの人々が情報発信するようになっ ている. このため, 発信された人々の情報を収集し, それを利用したい という要求が高まっている. 特に, Web上のテキストから社会の動向, 意見を分析する手法が現在非常に注目を集めている. そこで, weblog(blog), tweet等を対象にマイニングするシステムを開発するとともに, Web上のテキストから意見,感情を収集, 分析するシステムの開発を行なって いる.

3. テキスト情報の提示技術に関する研究

近年電子化されたテキストが世の中に満ち溢れ,情報洪水という言葉が使われ るようになってからかなりの歳月を経ている.このような大量のテキストから 必要なテキストを検索する技術と同時に,(検索された)テキスト集合から人間 が情報を効率的に入手できるよう,「わかりやすく」テキスト集合からの情報 を提示する技術が求められている.テキストの要約,マルチメディア(音声, アニメーションなど)を用いたテキストの提示など,「わかりやすい」テキス ト情報の提示技術を探求する.

4. 語学学習支援,障害者のコミュニケーション支援に関する研究

母国語でない言語でのコミュニケーションには通常困難が伴う.このため,外 国語の学習,習得は不可欠と言える.自然言語処理技術を利用して,外国語の 自習支援を行なうシステムを開発する.たとえば,外国語のテキストの読解を 支援する,外国語での作文を支援するシステムなどである.これと同様に,通 常の自然言語によるコミュニケーションに支障が出てくる障害者が存在する. たとえば,聴覚障害者にとっては,音声を用いたコミュニケーションは困難で ある.このような状況において,障害者のコミュニケーションを支援する枠組 を構築する.たとえば,手話と自然言語の翻訳などがその一例である.

主な受賞

主な著書・論文


研究室のホームページへ